2020.09.20ブログ
ストレートセット法
こんにちは。
パーソナルトレーナーの関口修平です。
今回は前回予告した通りさまざまあるトレーニングテクニックの中から最も一般的でありながら、なかなか奥が深いストレートセット法について書いていきたいと思います。
まず、ストレートセット法とはその名の通り1つの種目を重量を変更せずにセットを重ねるといった方法です。
これをトレテクと言うのかは一旦置いておいて、笑
トレーニングをしている誰もが聞いたことがあるであろう10回×3セットですが、これもストレートセットでやるのかディセンディングセット(細かいことは今度)でやるのかで変わってきます。
どういう事かと言うと、50Kgでベンチプレスをした場合、(ウエイトの移動距離は同じだと仮定)
ストレートセットだと、50Kg×10回×3セット=1,500Kg
ディセンディングで10Kgずつ重量を下げて行った場合、(50Kg×10回×1セット)+(40Kg×10回×1セット)+(30Kg×10回×1セット)=1,200Kg
となりトレーニングボリュームという観点からストレートセットのほうが優位になります。
他にも、筋繊維における悉無律(全か無かの法則)の観点から重量を途中で変更してしまうことで特定の筋繊維をオールアウトすることが出来なくなってしまうことも重量を落としていくことのデメリットかと思います。
あとは、メンタル面も無視できないですね。
「このセットで上げれなくても次のセットは下げてやればいいや」というメンタリティでは上がるものも上がらなくなってしまいますよね。
これからトレーニングテクニックについて書いていこうという一発目にこんな事を言ってしまっては元も子もないかもしれませんが、テクニックありきではいくら方法を知っていても宝の持ち腐れですからね。
まずは、2〜4セット(マルチセット)のストレートセットで出し切るトレーニングをしっかりできるようになるのがトレテクを有効なものにする唯一の方法ではないでしょうか。
次は、今回ちらっと出てしまったのでディセンディングセット(ついでにアセンディングセット)について書こうかと思いますので、ご興味がある方は次回もお付き合いください。